漫画:21/確率捜査官 御子柴岳人
ど~も~、マーヤです。
” 漫画でも読もう ” シリーズ・・・
今回は『確率捜査官 御子柴岳人』というタイトルの漫画です。
2012年から、月刊ASUKAにて連載され、
原作:神永 学/作画:マジコ!による作品で、
コミックスでは、全3巻になっています。
↑ こちらは、 同じバージョン(表紙)の画風違いです ↑
(見比べてみてね)
これは『確率捜査官 御子柴岳人』という小説が原作の
コミカライズ作品です。。。
Contentsは・・・
殺意の確率~密室のジレンマ~密室の法則~密室のゲーム
になっています!
取り調べの可視化が求められる中、効率的かつ正確な
取り調べの方法を検証するために、警視庁内に新設された
新部署<特殊取調対策班>。
その部署へ、ある事がきっかけで異動を命じられた、
キャリアで真面目でお堅い新米刑事:新妻友紀。。。
だがそこには、大学の准教授で数学の専門家でもある
御子柴岳人がいた。
彼は、数学的なアプローチから、客観的に事件の真偽を
計ってもらうためにオブザーバーとしての参加だった。
出会って早々、ちょっとしたやりとりから・・・
友紀は、バイアス(偏り)女と命名されてしまう。。。
また、「落としの権野」として知られ、彼の取り調べで
自供しなかった犯人はいない!・・・と噂されるほどの
敏腕刑事で、ここの班長でもある、権野道徳が現れる。
この3人で、事件の取り調べに挑んでいく。。。
この作品は、
前代未聞の取り調べエンタテインメント漫画です!
最初の指令は、ある殺人事件の容疑者の殺意の有無を
調べることになるのだが、果たして・・・
数学を用いて事件を解決しようとする御子柴と、
事件は人が・・・そして、感情が起こすもの、
人の心は計算できないと考えている友紀。
相反する考えを持つ者どうし、
どうやって事件を紐解いてゆくのだろうか?
確率論・ベイズ推定・合理的選択&正しい選択・
などなどの、一目見ると難しそうな単語ですが・・・
分かりやすく説明してあって、つい引き込まれて
しまいます。
また、御子柴と友紀のやりとりが、
コミカルで面白いです!
そして、御子柴の相棒である、三毛猫(雄)の
ミケランジェロも登場!
これといった役割はないですが・・・
ま!可愛いということで・・・(笑)
居てくれるだけで十分です。
次第に捜査が進むにつれ、異動を命じられるきっかけ
になった、ある事と再び相対することになった友紀だが、
自分の警察としての在り方に悩んでしまいます。
その悩みを、どのようにして消し去ったのか・・・?
また、御子柴をこの部署へスカウトしてきた権野と
御子柴の因縁とは・・・?
御子柴の衝撃的な過去が明かされます。。。
そして、事件の真相は果たして・・・?
犯人は一体、誰なのか・・・?
イケメンで毒舌、天然ツンデレのキャンディ(チュッパ)
大好きな天才数学者(国語はイマイチ苦手)である
御子柴岳人が、クールに鮮烈に、華麗な推理で
容疑者の心理に迫ります!!
ちょっと変わったニューヒーロー!?の誕生です!
そして、なんと・・・
あの『心霊探偵 八雲』の ” 斉藤 八雲 ” と
” 小沢晴香 ” 、そして、石井刑事が作中に登場しています。
ほんとに、ちょっとだけですけどね。。。
石井刑事の方は、警察庁内が舞台ということもあって、
つながり的には有りえるのですが・・・
なぜ、八雲と晴香が・・・?
どのようなつながりで登場?・・・
これは、読んでみてのお楽しみですね。。。
もしかすると・・・
神永 学先生の粋な計らいでしょうか・・・(笑)
八雲ファン必見ですよ!
さらに、ラフ集の before & after 案や、
「夏と浴衣と御子柴岳人」というタイトルの番外編が
収録されています。
夏祭りでの射的を舞台にして・・・
作中に登場するキャンディ(ここでは、チュッパタワー)
をめぐるショートストーリーです!
この作品は、本格的な推理物を求める読者から見れば、
ややぬるい感じも否めませんが・・・
刑事事件を解決する推理ゲームで、数学をアプローチ
として、人間の心の深層を暴いていくストーリー展開と、
登場人物とのやり取りを楽しむ分には、全く申し分のない
面白い漫画だと思います。。。
余談ですが・・・
原作小説の方では、『確率捜査官 御子柴岳人』シリーズ
として・・・
「密室のゲーム」~「ゲームマスター」~「ファイヤーゲーム」
へと続いているのですが、このコミカライズ(密室のゲーム)は
この3巻で終わりになっています。
私自身、もっとコミカライズ版も読みたかったですね。。。
そして、この物語の題材となっている事件は、
本当に許してはいけない事件です。
しかし近年、被害者側の金銭目当てや遊び半分での痴漢冤罪事件も
一部あるという話や、強引で威圧的な取り調べにより、
真実がもみ消されるという話も、現実には起こっている!・・・
と、良く耳にします。
人が人を裁く・・・そこへ、感情が入り込む・・・
これは、人間である以上~どうしても致し方の無い事だとは
思いますが・・・
無実なのに、有罪にされてしまうケース・・・
考えただけでも、やりきれない気持ちになりますね。。。
漫画を読みながら、ちょっと考えさせられました。。。
もし、無実の証明が最高に厳しい状況なら・・・
過去のどんな迷宮入り事件でも解決してきたという、
『DEATH NOTE』での、世界一の探偵と言われる、
あの ” L ” に依頼するしかないでしょうね。。。(笑)
しかし、彼は、自分が興味を持った事件にしか動かない人物だと
言われていますが・・・
あ!・・・そういえば、
” L ” は、もうすでに亡くなっているんですよね。。。
非常に残念です。。。(悲)。。。
最後は、この漫画から脱線してしまいましたが・・・
それでは、この辺で・・・
少しでも参考にしてもらえれば、幸いです。
興味がありましたら、一読してみて下さいね。
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では、ごきげんよう~