漫画:6/心霊探偵 八雲
ど~も~、マーヤです。
” 漫画でも読もう ” シリーズ・・・
今回は、『心霊探偵 八雲』というタイトルの漫画です。
2009年から、月刊ASUKAに連載された、
原作:神永 学/作画:小田 すずかによる作品で、コミックスでは全14巻
になっています。
これは、原作者である ” 神永 学 ” 先生の小説(心霊探偵 八雲)を漫画に
描き下ろしたコミカライズ第2弾で、いわゆる ” 小田 すずか ” 版の
『心霊探偵 八雲』です。
また、 ” 小田 すずか ” 先生のデビュー作品にもなっています。
※コミカライズとは・・・
小説やアニメ・ゲームなどが原作の作品を漫画化すること。
ぼくの左目には、他人には見えないものが見える。死んだ者の魂だーー
生まれながらに赤い左目を持ち、死者の魂は人の想いのかたまりみたい
なもの・・・と認識している、そんな特異な能力を持っている大学生
” 斉藤 八雲 ” が、数々の難事件に挑むスピリチュアル・ミステリーです。
ストーリーは、原作小説の第1巻「赤い瞳は知っている」の開かずの間
から始まり、魂をつなぐもの/闇の先にある光/守るべき想い/
失意の果てに。。。までの構成になっています。
原作小説の方では、この先も八雲の世界は続いていきますが・・・
漫画版は、ここで一区切りとなっています。
また番外編として、「斉藤 八雲生態日誌」というのが収録されています。
幽霊がらみの難事件を推理~解決していく過程や、八雲を取り巻く他の
登場人物たちとの人間模様・・・その中でも、” 八雲と晴香 ” のお互いの
心の距離がどう変化していくのか・・・
謎である ” 両目の赤い男 ” の正体は・・・
そして、真実にたどり着いた時、八雲が出した答えとは・・・
原作にはないシーンがいくつか追加され、エピソードも変更されていますが、
コミックスでしか見られない ” 小田 すずか ” 版の、八雲の魅力が楽しめると
思います。
余談として・・・
この他に、『心霊探偵 八雲』初のコミカライズとして、
作画 ” 都戸 利津 ” 版があります。
これは、2007年から、別冊花とゆめで連載された作品で、
コミックスだと全2巻で終わり、開かずの間/トンネルの闇/
死者からの伝言の3つのストーリー構成になっています。
こちらも、原作にはないエピソードの追加や変更・アレンジなどが
随所に見られます。
また、 ” 都戸 利津 ” 先生のデビュー作である『メール×トモダチ』という
読み切り作品も収録されています。
ちなみにこの読み切りは、『心霊探偵 八雲』とは一切関係ありません。
どちらも、原作小説の基本的な流れは沿っていますが、作画を担当する
漫画家さんの感性の違いや考え抜かれたエピソードの変更点、
そして、画風の違いなども含めながら読み比べてみるのも、
コミカライズとしての面白い一面かも・・・
原作者である ” 神永 学 ” 先生のインタビューの中に、
(『心霊探偵 八雲』のファンブック参照。。。)
「原作(小説)ファンの方から見れば、いろいろと言いたいことも出て
くると思います。でも、アニメはアニメ、漫画は漫画として楽しんで
いただけたらいいな」とおっしゃっています。。。
必ずしも原作とはイコールではなく、別な1つの作品として見ることが
出来れば、また違った楽しみ方が出来るんではないでしょうか。。。。
それでは、この辺で・・・
少しでも参考にしてもらえれば幸いです。
興味がありましたら、一読してみて下さいね。
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では、ごきげんよう~